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武士の一分
木村拓哉主演の時代劇って聞くと、正直ちょっと抵抗があった。
藤沢周平原作、山田洋次監督とはいえ、木村拓哉は小芝居というか、癖のある芝居をするし、最近は特にそんな気がしていたので、どうかなぁと。
あと予告編で見たときに、ズラに違和感を覚えてたんで。。。
でも、実際は意外と抑えた芝居でよかった。まあ時代劇なんで、あんまり自由にやるわけにはいかないからね。でも、それでも時代劇をキムタク色にしてた。さすがと言うしかないねえ。
物語はちょっと終わり方が納得いかないような、どうなんだろう、中途半端なような気も。。。時代劇もたそがれ清兵衛より、蝉しぐれのほうが好きだった私だからかなぁ。。。
でも、この映画は単なる時代劇というより、恋愛映画であり、ドラマであるっていう感じはしたね。
奥さん役の壇れいさんはすごくきれいだったね~脇役の笹野さんはすごくよかった。あんなに出ずっぱりな笹野さんはあんまりないけど、笑えて泣けて、という映画に欠かせない存在感だった。
敵役の三津五郎も、ちょっとだけしか出てこない緒方拳もよかった。
でもこの映画で一番印象に残ったのは、音。
日本の風景で進んでいく中での、雨の音だったり、木枯らしの音だったり、虫の音だったり、竹やぶを吹き抜ける風の音だったり。。それだけで日本を感じさせる、情緒かねえ。
まあちょっと作り物っぽいと思わなくもなかったけど(苦笑)
蛍とかCGを使っていたのはちょいと余計だったようなきも。
全体的には、なかなかよいっていう評価。キムタクの映画っていう感じで注目されてるけど、一本の映画として観てみようっていう感じ。
by inunohoshi | 2006-12-06 01:54 | 映画
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by inunohoshi