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メゾンドヒミコ
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督の新作。
単館上映系の映画って、けっこうマニア受けするような、おしゃれなんだけど、わかりにくい。。。みたいな、台詞も少ないし単調だし、っていう映画が結構あって私は苦手だったりするんだけど、これはなかなか会話も楽しめる映画。
ゲイとして妻と子を捨てて家を出た父親が死の病の床に付き、彼の愛人に、最後に会いに来て欲しいと頼まれた女の複雑な心境と、ゲイのための老人ホームでの奇妙な生活。
オダギリジョーはすごいカッコよくて、綺麗、美しい!柴崎コウはあんなにキレイなんだけど、ノーメークで、服装にもあんまり気を使わない女の子を演じてて、「ブス」ってゲイのおじいちゃんとかに言われちゃうところが、なんともおかしい。そしてキョーレツにかわいい(≧▽≦)
ゲイの父親役の田中泯がかなりよかったなぁ…病気で、ゲイっぽくなく渋く淡々と語るんだけど、妙にリアルで、力があって。
音楽が細野晴臣ってのもエンドロールを観てわかったんだけど、オープニングの曲から、なんか優しい気持ちになる感じ。
ゲイ達の姿が、あまり誇張される事もなく、なんとなくリアルで、それでいて、途中で出て来るダンス姿とかがかわいくておかしくて笑える。
クスクス笑えちゃったり、ほのぼのしたり。
柴咲コウ演じる主人公の女の子が生活に一生懸命だったり住んでいる団地?だったりがリアルで、結構等身大で。
物語的にはかなり切ない展開&終わりを迎えているんだけど、それが暗く終わらなかったエンディングがとてもいい。不思議とあったかな感じになれる映画だなぁ、と。
地方ではこれから上映らしいから、楽しんで欲しいと思ってみたり。
by inunohoshi | 2005-09-25 02:50 | 映画
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